Retell AI
VS LiveKit

Retell vs LiveKit:エージェントを構築するか、すぐに運用するか

LiveKitはエンジニアにフレームワークを提供します。Retellはチームに完成されたエージェントプラットフォームを提供します。

エージェントフレームワーク vs エージェントプラットフォーム

LiveKit logo

LiveKitはオープンソースのリアルタイムインフラであり、その分野で非常に優れています。OpenAIはChatGPTのAdvanced VoiceをLiveKit Cloud上に構築しました。PythonまたはNode.jsで使えるAgentsフレームワークにより、エンジニアリングチームはほぼあらゆる音声・ビデオエージェントを構築し、LiveKit Cloudまたは自社サーバーでホストできます。

注意点

フレームワークは作業の出発点にすぎません。チームはエージェントをコードで記述し、モデルを選定・接続し、アウトバウンド発信用にSIPトランクを設定し、テストプロセスも自ら構築する必要があります。LiveKitのノーコードAgent Builderはプロトタイプ向けと位置づけられており、ワークフロー、ハンドオフ、テストには対応していません。

Retellは完成された音声エージェントプラットフォームです。ドラッグ&ドロップのキャンバスまたはプロンプトで通話を設計し、GPT、Claude、Geminiのモデルを選び、電話番号を接続して、本番稼働前にシミュレーション発信者でテストできます。

  • 複数ステップの通話に対応するConversation Flowビルダー
  • Retellの番号または自社キャリアでのインバウンド・アウトバウンド通話
  • コールド、ウォーム、エージェント型ウォームの通話転送
  • シミュレーションテストと通話後分析を標準搭載
  • 全プランでセルフサービスのBAAによるHIPAA対応

チームはインフラではなく、会話そのものに時間を使えます。

Retell AIが選ばれる理由

エンジニアリングの工数がどこにかかるか

コード不要の本番ワークフロー
LiveKitのAgent Builderはプロトタイプ向けで、単一のプロンプトのみ、ワークフロー、ハンドオフ、テストには対応していません。それ以上のことはPythonまたはNode.jsのSDKで行う必要があります。RetellのConversation Flowキャンバスなら、複数ステップの通話、通話転送、ツール呼び出しを、運用チームが変更に使うのと同じノーコードビルダーで扱えます。
すぐに使えるアウトバウンド発信
LiveKit Phone Numbersは現在、米国のみ・インバウンドのみの対応のため、アウトバウンド発信は自社で設定するサードパーティのSIPトランク経由となります。Retellの番号は米国・カナダで発着信が可能で、キャリアを維持したい場合はSIP経由でTwilio、Telnyx、Vonageに接続できます。
全プランでHIPAA対応
LiveKitがHIPAA BAAを提供しているのは、$500/月からのScaleプランとEnterpriseプランです。Retellは従量課金を含む全プランで、セルフサービスのBAAを追加費用なしで提供しており、SOC 2 Type IおよびType IIにも対応しています。
分単位のシンプルな請求
LiveKit Cloudでは、エージェントのセッション時間、推論、電話回線、録音、オブザーバビリティイベントがそれぞれプランの枠に対して従量計測されます。Retellは通話時間の分単位で課金され、$0.07/分から、プラットフォーム料金は不要で、請求は秒単位です。
概要

機能・料金・コンプライアンスの比較

アウトバウンド発信からHIPAA対応まで、チームが構築・運用し、費用を負担するものを軸に両者を比較します。

Features
Retell AI
4.9
LiveKit
2.4
基本アプローチ
マネージド型音声エージェントプラットフォーム
オープンソースのエージェントフレームワーク+クラウドホスティング
エージェントの構築者
運用チームまたはエンジニア、コード不要
エンジニア(PythonまたはNode.js)
ノーコードビルダー
本番通話向けのConversation Flowキャンバス
プロトタイプ向けのAgent Builder、単一プロンプト
ワークフローとハンドオフ
ノーコードビルダーで対応
SDKのみで対応
電話番号
米国・カナダ、インバウンドとアウトバウンド
米国のみ、インバウンドのみ
アウトバウンド発信
Retellの番号または自社のSIPトランク
サードパーティのSIPトランクが必要
通話転送
コールド、ウォーム、エージェント型ウォーム
コールドとウォーム
IVR・DTMF対応
Press Digitツールとキーパッド入力
DTMFとIVR検出
ボイスメール検出
対応
留守番電話検出
テスト
LLMシミュレーションとバッチテスト
ユニットテスト、Agent Simulations(ベータ)
オブザーバビリティ
通話履歴、分析ダッシュボード、通話後のデータ抽出
文字起こし、トレース、ログ、録音、30日間保持
LLMの選択
GPT、Claude、Gemini、またはWebSocket経由で独自モデル
モデルプラグインまたはLiveKit Inference
セルフホスト
マネージドクラウド
オープンソース、どこでもセルフホスト可能
Pricing
Retell AI
4.9
LiveKit
2.4
プラットフォーム料金
$0
Build $0、Ship $50/月〜、Scale $500/月〜
音声エージェントの利用料
$0.07/分〜、従量課金
無料枠超過後はエージェントセッション$0.01/分+モデル料金
LLM
モデルにより$0.0016〜$0.32/分
LiveKit Inferenceまたは自社プロバイダーのモデル別料金
電話番号
$2/月、フリーダイヤル$5/月
1番号無料、以降$1/月、フリーダイヤル$2/月
米国の通話料金
RetellのTwilio番号で$0.015/分
国内インバウンド$0.01/分、アウトバウンドはSIPキャリア経由+$0.003〜$0.004/分
同時通話数
20件まで込み、以降1通話あたり$8/月
プランにより5、20、最大600
無料スタート
$10分の無料クレジット
Buildプラン、エージェント1,000分、上限固定
Enterprise-Grade
Retell AI
4.9
LiveKit
2.4
HIPAA BAA
全プラン、セルフサービス、無料
ScaleおよびEnterpriseプラン
SOC 2
Type IおよびType II
Type II
GDPR
準拠、セルフサービスのDPA
準拠、EUデータレジデンシー対応
SSO
Enterpriseプラン
Enterpriseプラン
稼働率
99.9%超
目標99.99%
個人情報(PII)のマスキング
全プラン、+$0.01/分
オブザーバビリティに含まれる、デフォルトはオフ
デモではなく、コンタクトセンターのために

Retell は、エンタープライズのコンタクトセンターを支える AI 音声プラットフォームです

Retell では、実際の通話量に対応する AI 電話エージェントを構築、テスト、デプロイできます。チームは人が必要な会話に時間を使えるようになります。
SOC 2 Type II および HIPAA に準拠。1 日 1.000+ 件の通話を扱うチームに選ばれています。

標準搭載の機能

本来なら自社で構築が必要な電話エージェントの構成要素

リリース前のシミュレーションテスト
RetellはAIによるシミュレーション発信者でエージェントをテストし、各実行を成功基準に照らして評価します。本番の通話を回帰テストとして活用することも可能です。LiveKitのテストはpytestまたはVitestのフレームワークを使用し、Agent Simulationsは現在ベータ版です。
コンテキスト付きのウォームトランスファー(事前取次)
Retellはコールド、ウォーム、エージェント型ウォームトランスファーに対応しているため、電話を受けた担当者は通話のコンテキストを把握できます。LiveKitはコールドおよびウォームトランスファーをドキュメント化しており、エージェントのコード内で実装します。
認証済み・ブランド発信者番号
Retellは米国の番号向けに、「Spam Likely(迷惑電話の可能性)」の表示を解消する認証済み番号と、社名を表示するブランド発信者番号を提供しています。どちらもアウトバウンド通話の応答率向上に役立ちます。
一括アウトバウンドキャンペーン
ダッシュボードから一括発信(バッチコール)を作成・スケジュール・モニタリングできます。ボイスメール検出により、電話を切る、メッセージを残す、メニューを操作するのいずれかを判断します。

各ツールの使い分け

LiveKit logo

LiveKitが適しているケース:

  • エージェントのコードを自社で管理したいエンジニアがいる
  • 自社製品に音声やビデオを組み込んでいる
  • 自社インフラでのセルフホストが必要
  • 電話だけでなく、Web・モバイル・ビデオにまたがるリアルタイムエージェントを構築したい

LiveKitは、独自のエージェントスタックを構築するチームに適した基盤です。

Retellが適しているケース:

  • スタックを構築せずに本番運用できる電話エージェントが必要
  • コードのリリースなしで運用チームが通話フローを変更したい
  • アウトバウンド発信、通話転送、一括発信キャンペーンを運用している
  • 上位プランに移行せずにHIPAA対応が必要

インフラの保守ではなく、通話を確実に処理することが目的なら、Retellが最適な選択です。

FAQ

よくある ご質問

RetellとLiveKitの違いは何ですか?

LiveKitは、リアルタイムの音声・ビデオ・AIエージェントをコードで構築するためのオープンソースフレームワーク兼クラウドプラットフォームです。Retellは電話エージェント向けのマネージドプラットフォームで、ノーコードビルダー、電話機能、テスト、コンプライアンスがすべて含まれています。LiveKitは独自のエージェントスタックを構築するチームに、Retellはスタックを構築せずに本番の通話を運用したいチームに適しています。

LiveKitにノーコードビルダーはありますか?

はい。LiveKitのAgent Builderでは、ブラウザ上で単一のプロンプトを使ってシンプルなエージェントのプロトタイプを作成し、LiveKit Cloudにデプロイできます。ただしLiveKitによると、ワークフロー、ハンドオフ、リアルタイムモデル、テストには対応しておらず、これらはSDKで扱う必要があります。RetellのConversation Flowビルダーは、複数ステップのロジックや通話転送を含む本番通話向けに設計されています。

LiveKitでアウトバウンド発信はできますか?

はい、TwilioやTelnyxなどのサードパーティのSIPトランクを介して可能です。LiveKit Phone Numbersは現在、米国でのインバウンド通話のみに対応しています。Retellの番号は米国・カナダでインバウンド・アウトバウンドの両方に対応しており、SIP経由で自社キャリアを利用することもできます。

料金はどう違いますか?

Retellは$0.07/分からの従量課金で、プラットフォーム料金は不要、$10分の無料クレジットが付きます。総額は選択するLLM、音声、電話回線によって決まります。LiveKit Cloudには無料のBuildプラン、$50/月からのShip、$500/月からのScaleがあり、エージェントの利用時間、推論、電話回線、オブザーバビリティが各プランの枠に対して従量計測されます。

HIPAAに準拠しているのはどちらですか?

どちらもBAAを提供しています。Retellは全プランでセルフサービスのBAAを追加費用なしで提供しています。LiveKitはScaleおよびEnterpriseプランでBAAを提供しています。

セルフホストはできますか?

LiveKitのAgentsフレームワークとメディアサーバーはApache 2.0ライセンスのオープンソースで、自社インフラ上で実行できます。Retellはマネージドクラウドプラットフォームのため、チームがサーバーを運用する必要はありません。

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